ジャンルの反復横跳び

宝塚歌劇その他、心惹かれたものについて

最高だった AMUSE PRESENTS SUPER HANDSOME W LIVE ”HANDSOME” is not Just for men. 感想

『AMUSE PRESENTS SUPER HANDSOME W LIVE ”HANDSOME” is not Just for men.』、帰り道にいてもたってもいられずこれを書いています。

私はただのヅカオタで、アミューズに詳しいわけではありません。でも、開催が決まったときのリリースを見て、コンセプトが刺さってすごく行きたいと思ったので、早々に友人に頼んでチケットを確保しました。

”HANDSOME” is not Just for men.
「ハンサム」-それは性別に囚われる概念ではないはずだと、私も思うから。

そして観に行った結果、めちゃくちゃ好きだ……となって帰ってきました。冒頭の『アルティメット・プリンセス・セレブレーション(ディズニー)』より「Starting Now」と、『The Greatest Showman』の「This Is Me」でいきなり涙腺が崩壊しかけて必死で堪えた。
語彙力が溶けているけれど、でも素敵だったから、とても素敵だったということだけでも書いておきたい。以下、キャスト別に。

柚希 礼音さん。直接お姿を拝見するのは実は初めてだった気がします。中止になってしまった『IF/THEN』からソロ「Always Starting Over」を歌うちえさん、ミモザカラーのドレスがすごく素敵だったな。『REON JACK』恒例だという男役さん風のダンスや、愛希れいかさんとのデュエットダンス(スポットライトが当たった時とリフトの時に拍手が起こったの、ヅカオタが沢山いる!?と思った瞬間でした)での手先まで美しいダンスに釘付けでした。合間のトークから、ちえさんのお人柄がこのハンサムWライブのお稽古期間を支えていたのかなと感じたりしました。

ソニンさん。歌う姿がソウルフルでほんっとうにかっこいい。どんな曲でもソニンさんの曲になるのがすごいなといつも思う。『WICKED』の「Defying Gravity」、ヒロインの爆発するエネルギーが伝わってきて心揺さぶられた。ポエトリーリーディングでの優しい声も印象的でした。

愛希 れいかさん。改めてちゃぴちゃんスタイル異次元だしダンスも歌もなんでもござれで本当にすごい。BLACKPINK…男役さん…と書くと三吉さんと被ってしまうけれど、お二人が並んだときのパリコレ感がすごかったのですよ。「Feeling Good」終わりのちゃぴちゃんがスーツで階段に足を広げて手を顎にかけてキメポーズしたの見てときめいた。かと思うと暗転後に颯爽とハケてすぐに柚希さんとデュエダン踊ってらっしゃるのだからびっくりした。『ファントム』の「HOME」も言わずもがな素敵でした。『マタ・ハリ』は行けなかったのでまた舞台のちゃぴちゃんを観に行きたいな。

村川 絵梨さん。はじめましてでした。穏やかな歌声で安定感があって、特に『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』の「Happiness」では清水さん、恒松さん、礒部さんを見守るお姉さんのような包容力を感じた。ポエトリーリーディングではガラッと印象が変わったような気がして、ひとつのステージで振り幅のある姿を見せていただけるところも女優さんだなと思いました。

清水 くるみさん。お歌が上手(皆さんに言ってしまっている)!!
冒頭で三吉さんを「大好きなんです」と教えてくださったり、「心のペンライト」と気にいったのか何度も仰っていたお茶目なところもかわいかった。
それから、BLACKPINKの「Kill This Love」を踊る最中にくるくると変わる表情が素敵で、他の3人は割かしクールに決めておられる中で清水さんのキラキラ笑顔が眩しくて好きでした。

石田 ニコルさん。『バーレスク』の「Show Me How You Burlesque」を歌って踊るニコルさんすごかった。ニコルさんの低めの声質で声量のある歌声が大好きで。マドモからニコルさんの歌声の魅力に気付いた私、今回も存分に堪能しました。お話しし始めると清水さんと一緒にひょうきんな立ち位置なのが意外で、気さくなお人柄もいいなぁと思いました。刺激的なお衣装から男役さん風のスーツ姿に髪を後ろで束ねた執事風スタイルまで完璧に着こなしていらして良きでした。

三吉 彩花さん。スタイル!美人!そしてBLACKPINKのバキバキっぷりと男役さん風ダンスの時のかっこよさ!ずっと見ていたくなる美しさだなぁ…と思って見惚れました。長いことハンサムWライブをやりたいと言い続けてくださって、本当にありがとうございます。

恒松 祐里さん。お歌の印象があまり無かったのですが、パキッとしつつもしっかり響かせられるお声というのでしょうか。『アラジン』の「Speechless」とてもよかった。この曲、ナオミ・スコットさんが力強く歌われていた印象が強かったのですが、清水さん、三吉さん、恒松さんの3人での歌は よりしなやかな強さを感じて、こちらも好きだなと思いました。

堀田 真由さん。堀田さんのポエトリーリーディング私むちゃくちゃ好きだった。青いドレスで登場された堀田さんが階段に腰かけ「ティファニーで食べる朝食にシャンパン」と声を発した瞬間、それまで歌とダンスで満ちていた空間が塗り変わった気がした。アリアナ・グランデの『7 rings』を朗読する堀田さんはぞくぞくするくらい魅力的な女性で、「解決するのに十分なお金が無かっただけじゃない?」のところは色香があって、「私の笑顔 キラキラ」「私の肌 つやつや」のところではきゅんとした。
Perfumeの「ねぇ」を踊る堀田さんんんんかわいいいいい好き水色のお衣装めちゃ似合う~!と悶えた。真由ちゃん(と呼びたい)のお歌も聴いてみたかったなぁと少し。いつからか気になる女優さんでしたが、今回で大好きになりました。

島ゆいかさん。はじめましてでした。
『FACTORY GIRLS~私が描く物語~』の「自由の国の娘たち」を歌う時の笑顔が印象的でした。

礒部花凜さん。はじめましてでした。お歌が上手!!!!よく通る声で、『アナスタシア』の「Journey to the past」、素敵でした。最近事務所に入ったばかりとのことでしたが、すごく堂々と歌ってらっしゃってよかった。

国際女性デーという日にたった2公演、実力派ミュージカル女優から普段は映像を中心に活躍されている方まで、魅力的な面々による歌、ダンス、朗読がぎゅぎゅっと詰め込まれた2時間。隅から隅まで大好きでした。
私もハンサムに生きたい。今日もらったエネルギーの分、明日もがんばりたいなと、そう思えました。ありがとうございました!!

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