ジャンルの反復横跳び

宝塚歌劇その他、心惹かれたものについて

禺伝の七海さんへのありがとうを

禺伝の感想ブログを挙げようと思っていたのですがどうにも完成が見えないので、取り急ぎ七海ひろきさんと歌仙兼定への気持ちだけ書きます。

 

物語の始まり

 2022年5月15日。舞台「刀剣乱舞」綺伝 いくさ世の徒花 大千秋楽日の昼公演を観て帰宅した私は、夜公演の配信を観ていた友人からの連絡を見て文字通り飛び跳ねました。最寄り駅の改札を出る前の出来事でした。

youtu.be

特報 壱を見た私 ここから↓

綺伝に続いて歌仙兼定が主演なのか、和田さん凄……ん?でもこれ…え?嘘、え、どういうこと、歌仙…七海さんが歌仙…え…え!?凪様と!?んん!!!!?

贔屓が刀剣男士!!!!!!!!贔屓が座長!!主演!!!!!こんな奇跡ある!?

行けるだけ行く!!!!!!!!!!

ここまで↑

なお、綺伝の感想ブログで「そして強欲なので、黒田がいるならキリシタン繋がりでまたガラシャ様に出ていただくわけにはいかないだろうか、と、そんなことを夢想してしまったりもしました。」と書いていたんですけど、まさか2ヶ月経たない間にこんな形で再出演が実現するとは夢にも思っていなかったな。ちなみに特報は四つ続きますが、壱が衝撃すぎて暫くその先に進めませんでした…。

 

特に印象的だった公演時のメモ

2/4 初日

 物販開始時刻に到着した東京ドームシティホール。ずいぶん早く会場内に入ることができ、客席でそわそわと開演を待ちました。ランダムアクリルスタンドとランダムブロマイド、揃えたいと思って買ったのは今回が初めてで、しっかりその洗礼を受けた。一文字則宗さんの立ち絵アクスタ永遠に見付からない…。

開演直前は期待と不安で心臓がバクバクして、客席で何度も深呼吸をした。「刀剣乱舞♪はじめようか。今日は何して過ごすんだい?」という歌仙ちゃんのログインボイスが聴こえた時に早くも泣きそうになった。

恐悦至極。見事期待に応えて見せよう。
時は寛弘。至る処は平安の都。 我ら、出陣せり!

……もうね。
七海さんが舞台にたった1人で、台詞を発すること(立ち絵の美麗さ半端ない)。
一閃する右手とともに翻る羽織と、同時に文字の書かれた布が落ちて舞台全体があらわになること。
約3,000人の観客が七海さんを観ているのだということ。
好きなひとが、すごく格好いい姿を見せてくれていること。
すべてが、震えるくらいに嬉しくて。目頭が熱くなりました。

そして始まるオープニング。扇子を使った舞は美しく、「腕の関節が凄く固いんだよね」と仰っていたとは思えないほどの優美な動きに釘付けになりながら、曇るオペラグラスと格闘しながら、初日はそうやって、話の筋と贔屓の歌仙兼定を観るので精一杯だったな。急遽、トリプルカーテンコールで1人舞台に出てきてくださった七海さんの表情をみて堪らなくなった。まるで昨日のことみたいだ。

2/10 夜公演

 2/8,9観られていないのでその間のことはわからないのですが、この日の七海さん、歌仙兼定を掴んだのかな、と観ていて感じました。歌仙ちゃんが七海さんの中に落とし込まれていたというのでしょうか。言い難そうかな?と思っていた台詞の安定感もグンと増して、と、いうか、台詞じゃなくて歌仙ちゃんが喋っている!と思ったし、歌仙兼定として舞台で躍動している姿が輝いていて、やっぱり芝居をする七海さんが心底好きだと思った。歌仙ちゃん専用の首を刎ねるすぽーん!というSE、大好きだった。

2/19 大千秋楽

 最初で最後のマチソワでした。

殺陣の精度も座組の熱も、七海さんの歌仙としての佇まい、振舞いも最高潮の大千秋楽。殺陣でひらりと舞う時に翻る羽織から覗く牡丹の花にぐっときた。

客席を見つめて歌仙兼定が発する「その思いに報いたいと思う」ということばから、私たち観客へのあたたかな想いも感じて嬉しくなった。

終演後の挨拶で「禺伝 矛盾源氏物語、楽しんでいただけましたでしょうかー?」と楽し気に聴く七海さんの客席への信頼が嬉しかったよ。

七海ひろきさんとこれからのこと

私が七海ひろきさんを応援しはじめたのは2016年。七海さんが宝塚を卒業されたのは2019年。七海さんファン7年目の私は、今年から、宝塚歌劇団在団中の七海さんよりも、ご卒業後の七海さんを応援している期間の方がどんどん長くなっていくことになります。少しだけ、寂しい気持ちもある。けれど寂しさよりも、次はどんな七海さんに出会えるのだろう、と、ワクワクする気持ちの方が大きい。

科白劇で七海さんの芝居が好きだと再認識した私にとって、「刀剣乱舞」という作品は七海さんと出会い直させてくれた大切な、大切な作品になりました。そんな作品を悔いなく追いかけられた2/4から2/19までの期間、幸せだった~。余韻で暫く生きていける。

七海さん。素敵な歌仙兼定を、本当にありがとうございました。

ディレイ終わってしまった~~~~~!Blu-rayを楽しみに、暫く慎ましく暮らすことにします。