ジャンルの反復横跳び

宝塚歌劇その他、心惹かれたものについて

いつまでも、どんなときでも

他の何を置いても駆け付けたい、と思う友人がいる。明日はその友人にとって大切な日だから、ひっそりとエールを送りたいと思う。

彼女と出会ったのは中学3年生の春。ほの暗い多目的室だった。細かい点は省略するが、彼女とは初対面の時から侃々諤々と議論をしたから、他の友人たちと違う始まり方であったことは間違いない。可愛くて大人しそうだという第一印象とは少し違ってしっかりと自分の言葉を使うひとで、話していて楽しかった覚えがある。

彼女と私は4年間同じチームのようなものに所属し、それぞれ部長と副部長の役割を務めていた。基本的にはメンバーに任せて見守りつつ、何かあった時には全員の気持ちを考えて決断することができる、そんなリーダーとしての彼女の姿を見て、私はいたく尊敬の念を抱いた。それまで持っていたリーダーのイメージが良い意味で覆され、私は、陰と陽なんて格好いいものではないが、彼女が苦手な部分を担いたいと思っていた。結局そのチームは高3で引退したし、成果らしい成果も残すことができなかった。それでも私にとってあの4年間は「青春」と呼べるもので、自分の居場所だったなぁと胸を張れるものと人達に出会えたことを感謝している。

私と彼女はお互い大学受験をし、別々の県に進学した。私が彼女への好意を隠さず接していたからか、その他色んなものがうまく噛み合ったおかげか、彼女とは未だ日常的に連絡を取り続けている。私の不毛な悩みに彼女はいつも付き合ってくれるし、私は彼女が目標に向けて一歩ずつ大切に進んでいく姿を眩しく見つめてきた。恋愛相談にも乗るものの、そこは共通して苦手な分野のようで2人して苦笑している。

明日は彼女の目標に向けた新たなステージに進む日で、エールをとは言うものの私にできることは、「行ってらっしゃい」と背中を押すことだけ。加えて1つだけ言うことがあるなら、自信を持ってほしいということだろうか。自信は、未来の自分の可能性に持つものらしいから。

―いまいちうまくまとめられなかった気がするけど、いいか。
 いつまでも、どんなときでも、あなたを応援しています。